早速ですが

tumblr開設したのでそっちにうつっちゃいます!!

あまりにも短い付き合いだったがso-netブログありがとう!

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OPEN INNOVATION 2章まとめ [まとめ]


OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて


この章では主に「クローズドイノベーションはなぜ現代に適応できないか」の理由が説明されています。

そもそもクローズドイノベーションは、19世紀から登場し始めた企業の経営方法理念のようなものです。
19世紀当時では、企業の設置した企業内研究所が大学や政府機関などよりも大きな規模の研究所であり、そこに当時は数少ないエリート、大学卒の研究者を生涯雇用することによって、他企業への情報の流出を避け、技術を独占的に開発に結びつけることができました。
そして、ひとつの企業内で研究のための素材の開発から製品として出荷するまでをこなします。企業は研究と開発を続けて製品を発表する限り利益を得られます。


当時の石油や電気の技術はこの例による発展が大きいようです。例をあげるとAT&Tのベル研究所、GE、DuPontなどだそうです。

このクローズドの利点は他社へ技術がモレないので独占的な経営ができることです。
また短所は質の高いエリートを生涯雇用(技術の流出を防ぐため)する必要があるため、非常にコストがかかる、ということ。
また、すべての技術が開発として製品に応用出来るものでないため(研究所では研究員が結構好き勝手な研究をしているので)、無駄な技術はどこかで打ち切らなければならないということ。

特に後者は、研究者の不満も大きかったということです。

しかしながら、以下の理由でクローズドイノベーションの企業は廃れていきます

・政府が基礎研究への投資として大学を拡充させていったため、独占企業でない一般的な企業でも質の高い研究者を雇うことができるようになりました。それと同時に雇用者の流動性が大きくなったため、以前ほど研究者の囲い込みが容易ではなくなりました。(=クローズドの企業にとって一方的な不利。)

・また、1980年代頃よりベンチャーキャピタル(野心的な技術をもった新興企業を支援してハイリターンを狙う団体や企業、またその投資そのもののこと)がふえたことにより、クローズドの企業で研究を打ち切られて脱藩した研究者が集まってベンチャー企業をつくり、研究を続行させて開発に結びつけることが可能になりました。
*なお、製品のライフサイクルが短縮したことで、既存のクローズド企業は研究開発のスピードをあげることが命題とされました。なので、クローズド企業はよりいっそう不利になります。

・外部サプライヤーが登場したことで、すべての研究や開発をを1からする必要がなくなりました。なぜなら、研究するためのものを生産する設備を所有することのコストよりも、ほかから既製品を買ったほうが断然安いからです。

そこで登場するのがオープンイノベーションの企業なわけです
オープンイノベーションの企業がクローズドと違う点は
・研究開発をすべて自社でする必要がない。つまり、他社の研究を買い取ってそこから製品をつくってもよい。
・自社の無駄な研究は、同じように、他社に売ってしまえばよい。
・ただし、企業の技術は(人材ごと)流出してしまう可能性も高い
*なので、特に機密性の高い軍事産業や原子炉などの産業においては、オープンイノベーションが有利でないといったことは十分ありえます。

第3章では、クローズドの企業がどうやってオープンになるべきか、その変革方法(パラダイム)を説明する。

即席アウトプットのすすめ。 [読書法]

こんにちは。
若干てんやわんやしてるので
一度に複数の本に取り掛かっている状況です。

これは悪循環だよなぁ・・と思いつつもやめられないのですが・・!
今積んでいる本の目録です。




ヤバい経済学 [増補改訂版]

・FREAKECONOMICS(ヤバい経済学)/Steven.D.Levitt&Stephen I.Dubner



iPodは何を変えたのか?

・iPodは何を変えたのか?/Steven Levy



OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて

・OPEN INNOVATION/Henry Chesbrough




竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

・龍馬がゆく(1)/司馬遼太郎



蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

・蟹工船/小林多喜二


ブランシャール マクロ経済学〈上〉

・Blanchard Macro Economics/Plivier Blanchard


小説系は中身思い出すのに時間かからないので暇があれば読めばいいいかなーと思ってます。文庫安いので買っちゃえば図書館に返す必要ないのでw

自分は読書するとスピード感のある小説でない限りまったりと読んじゃうクラスタなので(特に技術書なんかは・・)、ちゃんといちいち頭の中で理論を整理してやらないと先が頭に入ってこないんですよね。

前に物の本で読んだ立花隆がやってる速読法は

・初めに目次を読んで頭の中でだいたいの理論のフレームを作る。あと読み始めで興味がわかなければ捨てる。読み始めたらサッと斜め読みして、動体視力で主要な主張だけ追って即、頭の中で要約しちゃう。

ってな感じだったんですが・・これ一般人にはなかなかできんだろ!!
頭の中のRAM増設したらできるかもしれないけどさ!

そこで今日試してみたのが即席アウトプットです。
一章くらいでいいので、自分の中で消化できるくらいの分量を読んだら(あるいは序章で本全体の理論が要約されている場合はその序章を読んだら)、その章でいってたことをあくまでもザッと口頭でまとめちゃうんです。

例えば、昨日読んだOPEN INNOVATION第一章はXeroxのPARCという技術研究所についての例なのですが

・Xeroxは1970年代に、技術の陳腐化による業績の低迷を抑えるために、当時としては最大規模の研究機関PARCをつくった。ところが、このPARCには莫大な予算がかかるうえ、すべての研究が利益に結びつくわけではなかった。 そのため、研究の段階ごとにいくつもの研究をフィルターにかけて選別した。有益なもののみ残してほかはどんどん予算をカットしていった。 そして、Xeroxは不要な研究については、「研究者ごと」他社に販売する戦略を開始した。すると、本来は不要とされた研究をしていた研究者が、ベンチャーキャピタルによる支援を得てベンチャー企業を設立するようになると、不要だったはずの研究は十分に利益となった。スピンオフされた企業はAdobeやApple,Microsoftなど後に名だたる企業となったものもある。 つまり、「自社で利益に結びつけることが難しい新技術が他社にしてみれば有用かもしれないよ!」ということ。

こんな感じのことを目をつぶってブツブツとつぶやくのです。
すると頭の中に理論の「おおまかな」(ここが重要)骨組みが結構明確にできあがります。
その時は枝葉の情報は間違っていてもいいのです。重要なのは、後で再読するときに効率性がぜんぜんちがうということです。
一度即席アウトプットして理論の骨組みをつくってしまえば、間違っていた枝葉の部分ももうほんの一度再読すれば、すぐに頭に入ってくるはずです。
ぜひお試しあれ。




年頭に。 [雑記]

明けましておめでとうございます。

とりあえず今年は読書&アウトプットが目標ですので
その場としてここを使わせてもらおうかな、ってな感じです。
一週間に一冊は読了してくくらいでいいかな?

そんなわけで末永くどうぞよろしくお願いします。

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